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独眼竜政宗の名コーチ!片倉小十郎【知恵泉】

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先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)片倉小十郎景綱内容紹介

「人の力を引き出すには?~独眼竜政宗の名コーチ!片倉小十郎」。10歳年下の幼い主君・伊達政宗に傅役(もりやく)として仕えた片倉小十郎景綱。アニメやゲームでも有名な伊達主従。勇猛果敢ながら繊細な政宗を励まし自信を持たせ、才能を開花させた小十郎の極意と知恵に迫ります!

 

知恵泉 片倉小十郎景綱の感想

重臣・片倉小十郎景綱と伊達政宗は10歳違い。片倉小十郎は政宗の父・輝宗に命じられ傅役(もりやく)に抜擢されたけど、政宗9歳、小十郎19歳。小十郎だって若いはずなのにけして上から押し付けず、政宗に自分で考えさせて成長をうながす。

 

伊達政宗が幼い頃に片倉小十郎景綱に書いた手紙が可愛かったです。兄とも思い信頼していたのがよく分かる。ちょっと孤独な少年時代の政宗像も見えました。

 

あの頃のおサムライさんって自分や親族の生存もかけて殿様に仕える。色んなエピソードを見たら小十郎の覚悟もよくわかり、凄い人だなぁと思いました。まだ10代の伊達政宗が躍進した理由がよくわかりました。小十郎の敵に対する調略や影からの献身的な支えがなくしては政宗の躍進はなかった。

 

だけどコーチと生徒ならコーチが上で生徒は下だけど、主従関係でいえば生徒の政宗が立場が上ですからね。なかなか難しいだろうけれど、政宗からの手紙を見たら政宗も小十郎に気を使っているのがよくわかりました。お互いが認めあった仲だったんですね。

 

息子の片倉重長(2代目片倉小十郎)も鬼の小十郎として知られた人物。大坂の陣では敵同士であった真田信繁(真田幸村)の梅を助け後に継室に、他の兄弟達も白石城の片倉家がこっそり引取り、仙台真田家として存続させたのは戦国時代の隠れた美談で感動的ですね。

 

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