朝の連続テレビ小説

ゲゲゲの女房は、3つの魅力要素のブレンド

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NHKオンデマンドでいまだ人気のゲゲゲの女房は3つの魅力要素のブレンドで出来ている?もちろん多くの制作スタッフさんの努力があっての事ですが、今回はゲゲゲの女房は、3つの魅力要素のブレンドで出来ている。というお話しをさせて頂きますね。

ゲゲゲの女房は俳優×原作者ご夫婦×主題歌

私が感じた3つの要素とは

・俳優さんたちの魅力

・原作者ご夫婦の魅力

・主題歌の魅力            

の3つです。ドラマでは俳優さん+原作+歌の戦略はよく使われますが、特に「ゲゲゲの女房」は上手にミックス、リンクされていると思います。

ゲゲゲの女房の俳優さんたちの魅力

ゲゲゲの女房には登場人物とそれを演じる魅力的な俳優さん、女優さんが沢山出てきますが、実際の原作者ご夫婦さん、ご家族、キャラクターとのコラボが良く出来ていて、視聴者もゲゲゲの物語の世界に入りやすかったと思います。

松下奈緒さん

主人公、村井布美枝役の松下奈緒さんはゲゲゲの女房の原作者・武良布枝さんによく似ている清楚な雰囲気の女優さん。ドラマではちょっとおっとり、ドジだけど優しい布美枝役を演じられ、極貧の生活の中も夫・茂を支えて一緒に生きていきます。松下奈緒さんが時々言う「だんだん(ありがとう) 」が暖かくって良かったです。

向井理さん

夫である村井茂役は俳優の向井理さん。茂は寝坊で食いしん坊でマイペースな性格。でも仕事である漫画制作の場面では鬼気迫る迫力でした。過去の南方での事や左腕の事、布美枝との貧乏生活など辛い経験も顔に出さず、辛い状態の時も面白い事を言ったり、ひょうひょうと、のほほんとしている茂が信頼できる旦那さんで、視聴者として観ていて安心感がありました。

ゲゲゲの女房での星野源さん

有名になる前の星野源さんをゲゲゲの女房では見れます。布美枝と仲が良い弟・飯田貴司役で出演されていて、優しく温かい人物を演じられています。※星野源さんの初登場は第10話、最後の登場は120話です。

子役の菊池和澄さん、その他

今でもご活躍されている女優の菊池和澄さんがヒロインの子役とその子供で長女・藍子の子役として、2役されています。藍子役では小学校でいじめられたりして、ゲゲゲの女房を見た方には記憶に残る子役ちゃんでしょう。現在のご本人のツイッターを貼り付けておきます。大きくなったw

https://twitter.com/asumikikuchi110/status/1202176869325344768?s=20

<杉浦太陽さん>

茂の友人・浦木克夫役 の杉浦太陽さん。克夫は「ねずみ男」をモデルとした人物という事で、カッコ良い杉浦太陽さんがこのドラマではトラブルメーカーの 嫌な男、ねずみ男にしか見えませんでした。

<風間杜夫さん、竹下景子さん>

風間杜夫さん、竹下景子さんが村井修平役と村井絹代役として、個性濃い茂の両親(イトツとイカル)を演じられ、ドラマに彩りをプラスされました。123話では向井理さんと風間さん、竹下さんの熱演が見れます。

☆☆☆

他にもおばあちゃん役の野際陽子さん、お父さん役の大杉漣さん、お母さん役の 古手川祐子さん、こみち書房の店主役の松坂慶子さん、深沢洋一役の村上弘明さん、河合はるこ役の南明奈さん、菅井伸役の柄本佑さん、戌井慎二役の梶原善さん。など魅力的な人がいろいろ出てきましたが、俳優さん、女優さんも、モデルとなる人物やキャラクターが居てイメージしやすかったのではないでしょうか?肉付けが良く出来た登場人物が沢山いたと思います。

向井理さんが演じられた役の中でも、今でも一番村井茂役が好きですが、「ゲゲゲの女房」放映当時にはテレビでみるご本人の水木しげるさんの雰囲気と向井理さん演じられた村井茂の雰囲気が同じで。私だけかも知れませんが本人と役のリンクが凄かったです。今でも時々混乱します。水木しげるさんの若い頃が向井理さんで、向井理さんを見て水木しげるさんの若い頃。とか変な脳内変換が起こったりするのです・・見かけは全然違うのに(笑)そういうのがこのドラマの凄い所だと思います。

ゲゲゲの女房の原作者ご夫婦の魅力

ゲゲゲの女房の魅力の元は原作者ご夫婦の魅力だと思います。旦那さんは「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家・水木しげるさん。(残念ながら2015年に亡くなられましたが)そして妻の武良布枝さん。布枝さんの自伝が連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の原案になっています。

水木しげるさんと武良布枝さん

ドラマを見る人が(オープニングの映像の鬼太郎や妖怪の絵で)、ヒロインの旦那さんのモデルが小さい時から見ている「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんとすぐ気づき興味がでるという事があると思います。

また、もう少し水木しげるさんと鬼太郎を知っているかたならアニメの鬼太郎とは違って、漫画のほうは劇画調のオドロオドロした怖い妖怪が書かれている事を知っていらっしゃると思います。

そこで、そういう怖い絵を書く人はどういう人?妖怪漫画家って、ちょっと変わった人では?原作とヒロインが奥さんという事で奥さんの人生にも興味が出てきます。ふたりがどんな人物でどんな生活をして、どんな戦後を生きたか。ドラマを見るにつけ興味が出てきます。知っている情報と知らない情報、知りたい情報がどんどん出てきて興味が尽きなくなっていきます。

↓水木しげるさんについて書いているので良かったらお読み下さい

⇒ こんな時期だから、水木しげるさんの動画や本を

ゲゲゲの女房の主題歌の魅力

そしてゲゲゲの女房の主題歌(オープニング)は「俳優さんたちの魅力」「原作者ご夫婦の魅力」を更にプラスさせていきます。3つの魅力要素のブレンドです。

<俳優>×<原作者ご夫婦>×<主題歌>

ゲゲゲの女房の主題歌は いきものがかりの「ありがとう」ですが、ドラマで使われる だんだんという言葉(島根や鳥取の方言)も 視聴者は「ありがとう」に変換し、いきものがかりの歌声が「ゲゲゲの女房」の世界をまた明るく楽しく美しく視聴者を導いていきます。

 

☆☆☆

ということで

ゲゲゲの女房は、3つの魅力要素のブレンドで?というお話をさせて頂きました。いかがでしたか?私にとってゲゲゲは放送が終わっても、時々懐かしく思い出すドラマのひとつです。現在NHKオンデマンドで視聴が出来るので、あなたも再度観て楽しんで下さい。視聴期間は2020年5月31日までです。だんだん!ありがとうございました。

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