中国の西安は、昔の長安。先日NHKオンデマンドで見た番組「盗まれた長安」で久しぶりに長安の都に気持ちが飛びました。
遥かな都、長安
長安は日本から遥か離れた大唐帝国の首都だった場所です。古代日本からは遣隋使、遣唐使で多くの人々が命を賭け海を渡り、やっとたどり着いた憧れの地。長安は西周から秦、漢、隋、唐なぞ十数もの王朝の都として千年の歴史を有す古都です。
日本から渡った有名な人は山上憶良 、阿倍仲麻呂、吉備真備、玄昉、最澄、空海、藤原宇合(使節)など。興味がある方はNHKオンデマンドで見れる、吉備真備、玄昉が出て来る古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」をご覧ください。石原さとみさんが演じている阿倍内親王(孝謙天皇)が可愛いです。
私は長安の都で阿倍仲麻呂と李白が出会い、華やかな玄宗皇帝の宮廷で交流し、仲が良かった話が好きです。阿倍仲麻呂が難破し遭難した時に悲しみ読んだ「晁卿衡を哭す」とか息づかいが聞こえるようです。
NHK「シルクロード」
NHKオンデマンドでは1980年に放映された「NHK特集 シルクロード―絲綢之路― 第1集遙かなり長安」が今でも見れます。
久しぶりに見ると本当に懐かしい。1980年といえばまだ子供の頃。若い自分の遺伝子に組み入れられた気さえする「シルクロード」。喜多郎 さんの音楽と共に映像を覚えていて懐かしいかたは沢山いると思います。
1980年なんて生まれる前だという若い人もぜひNHKオンデマンドで「シルクロード」シリーズを見て下さい。シルクロードに行きたくなりますよ(笑)作家の陳瞬臣さん が出演 しているのもすごすぎる。高校の時に「中国の歴史」を読んだのも思い出しました。
西安への旅
私が西安に行こうと思った起源はNHKの「シルクロード」と西遊記(作:呉承恩)の気がします。テレビの西遊記のゴダイゴのテーマ音楽も素敵でしたね。
長安とシルクロードに憧れた私は過去2回西安を旅をしています。シルクロードの玄関口の西安。西安で実際に色素が薄い、西洋の顔立ちの混じった人々を見た時の興奮を思い出します。
それより先にはまだ行ってないので、3回目はぜひ列車でシルクロードを廻りたいです。
兵馬俑も大雁塔も良いですが、 西安からバスで一時間ほど行った所にある玄宗と楊貴妃の離宮「華清池」。私はここが大好きで・・♪楊貴妃の像が本当に素敵で。ここにもまた行きたいです。
シルクロードのテーマ
YouTubeで二胡で聴ける「シルクロードのテーマ」を見つけました。
二胡奏者の姜 暁艶(ジャン ショウイェン)さんの演奏です。
音楽を聞くだけで旅に行きたくなる私です(・▽・*)
NHK特集シルクロード 「第1集 遙かなり長安」
語り:石坂浩二 さん
出演 :陳瞬臣さん
テーマ音楽 :喜多郎 さん
西安で起こった盗掘事件⇒ 盗まれた長安